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2018年 新年メッセージ

 

 

「福音をたずさえ世にいのちと平和を」(ヨハネ20:21-22)

総会長 金鐘賢(浪速教会)

2018年は、私たち在日大韓基督教会総会が宣教110周年を迎える年であります。100周年記念大会を行ってからすでに10年の歳月が流れました。宣教110周年を迎えるこの時、改めて在日大韓基督教会は進むべき方向を確立し、力を合わせて新しい未来に向かって進む必要があります。私たち在日大韓基督教会の信仰の先輩たちは、日帝時代と戦後の過酷な時代に教会を建て、祈り、伝道に励み、今の教会を私たちに譲ってくださいました。今、私たちは再び福音に立ち返り、信仰に堅く立って、世に向かって福音を伝える伝道の使命を回復する時であると思います。

イエスは暗闇の力、死の力に打ち勝ち復活された後、恐怖で震えている弟子たちに与えられた御言葉は、「あなたがたに平安があるように」でした。また、主は息を吹きかけて、「聖霊を受けなさい」と言われました。真の平安と聖霊の恵みを注いでくださった後、主が与えられた命令は、「父がわたしを世にお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。世に出て行きなさい」という御言葉です。教会の頭であるイエスは、今も救われた私たちに向かって、世に出て行くように命じられています。

  1. 福音を伝えなさい 。私たちは福音をたずさえ世に出て行くように命じられています。イエスの贖いの福音を伝える時、主を知らない者は信じ、罪が赦され永遠の命を得ます。福音には魂を救う力と知恵があります。福音を伝える時、世の人々は耳を傾け、聞いた者は信じるようになります。信じる時に罪の赦しと救いの恵みを経験し、救いの喜びと天国の希望を抱き、主のために献身し福音を伝えるようになります。主は教会に向かって信徒一人一人が救いの喜びと聖霊に満たされ、福音を伝える主の弟子となるように願っています。
  2. .和解の福音を伝えなさい今日の教会の現実は、福音的な教会と社会宣教をする教会に分かれています。しかし、主の体である教会は福音伝道と共に悪と闇の勢力に対して正義を叫び、抑圧されている者を自由にする社会宣教を同時に行う必要があります。救いの福音を伝えるか、社会宣教をするか、私たちは皆、イエスを救い主として信じる信仰に堅く立ち仕える必要があります。私たちの教会は、和解の福音をたずさえ世に出て行く必要があります。今、この世界と万物は呻き、その痛みから救う神の子たちが現れるのを願っています。なぜなら、罪から解放された感激と喜びがある神の子だけが、神の愛を抱いて暗闇の勢力に押しつぶされ苦しむ世界と被造物を、天の力と権威によって自由にすることができるからです。

イエスは十字架を通して、神と世、神と人間、人間と人間の間に置かれている隔ての壁を取り壊し、和解を実現されました。(エペ2:14) 神は、今も私たちを世の平和の使者として送られます。私たちがどのように世に平和の福音を伝えることができるでしょう?イエスが世の罪を取り除く十字架を負われたように、私たちもキリストに倣って十字架を背負い世に降りて行かなければいけません。

この世を愛する心で、この世に神の国がくるように、世に向かって和解の福音を伝えることが求められております。私たち在日大韓基督教会は、日本が排他主義や歴史修正主義に基づいて、弱者と少数者を差別し抑圧する現実に抵抗し、正義を叫ばなければいけません。マイノリティ宣教センターを中心に抑圧され差別を受けている者の声を聞き、彼らが自由と和解を享受するために共に働きましょう。私たちは、世界平和を脅かし、命を殺す戦争を再び行おうとする日本の民族主義、帝国主義勢力と戦って、戦争のない平和を成す働きに積極的に参加して下さるよう願います。

イエスは神と人間、人間と人間を妨げる隔ての壁を十字架によって取り壊し一つにされました。今、朝鮮半島は分断の歴史が続いています。一つの民族が二つに分かれ、互いに憎み、敵対しています。北朝鮮の度重なるミサイル発射によって、戦争の危機感が高まっています。私たち在日大韓基督教会は、南北の平和統一のために祈り、対話の扉を開く橋渡しの働きをさせて頂きたいです。

私たちは敵を愛し、敵対する者たちをもてなし、許し、祝福し祈り、主の正義を叫び伝えて行くように主から求められています。その時に、私たちが伝える和解の福音を通し、世のすべての人々が悪を捨て、正義と平和によって治める神の統治と主権に従うようになります。

2018年の新年には、在日大韓基督教会に連なる全ての教会が世に出ていき、伝道に励む一年となるように願います。伝道する時、聖霊が働かれ、主が豊かな実を与えられます。涙を流し、汗を流し、種を撒く者は喜びをもって実を刈り取ると信じます。

 

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