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全国教会女性連合会

『韓国基督教聖地巡礼研修会』、関西地方教会女性連合会

掲載日 : [12-11-17]   照会数 : 6207




関西地方教会女性連合会
『韓国基督教聖地巡礼研修会』

関西地方教会女性連合会は10年ぶりの母国訪問となる「韓国基督教聖地巡礼研修会」を去る11月6日(火)~9日(金)の日程で実施、35名が参加した。「キリストにならいて」を主題、「殉教者の愛・献身・犠牲」を副題とする同研修会は、ソウルの女伝道会館を拠点に、講演会や基督教聖地視察の3泊4日のプログラムを実施した。
 
1日目は、女伝道会館において開会礼拝と講演会を実施。開会礼拝は、崔素英牧師(韓国教会女性連合会総務)の「苦労の実りに参与する喜び」(ヨハネ4:34~40)という題で説教が行われ、オリエンテーション、写真撮影、夕食会に続き、講師3名による講演会に入った。梁美康牧師(ハンベク教会担任牧師)が「彼女を記憶しなさい」、鄭淑子牧師(南楊州移住女性教会担任牧師)が「在日基督教女性の使命」、羅宣禎長老(元韓国基督教長老会女信徒会総務)が「奉仕の歴史を新たに築きましょう」という各テーマを通じ、苦難に満ちた韓国基督教会の宣教の歩み、底辺で支えた教会女性の労苦と功績、教会女性の今後の使命と課題などについて講演し、参加者全員が熱心に聞き入った。

2日目は、남관우牧師(イエス教長老会殉教者記念宣教会事務局長)の案内で終日、専用バス視察を実施。韓国基督教100周年記念事業協議会がプロテスタントの殉教者を追慕するため、京畿道龍仁市に設立した「韓国基督教殉教者記念館」を視察。続いて3.1運動に積極的に参加してきた先烈達の愛国精神を伝える京畿道華城市の「堤岩里3.1運動殉国記念館」を訪れ、さらに、「独立万歳」を叫んだ住民23名が、日本軍によって殺害された「堤岩里教会」では、崔春子牧師が祈祷を捧げ、続いて多くの外国人宣教師が眠っている墓地を視察した。これらの視察を通じ、初日の講演会で学んだ韓国基督教会の受難史を如実に体感することができた。

3日目は、文化探訪として、韓国伝統家屋である「南山韓屋村」を訪れ、澄んだ秋空の下、美しい紅葉を見ながらしばしの散歩を楽しんだ。その後、大型スーパー「E-MART」でのショッピング。続いて、日本軍による慰安婦問題や戦時下における女性暴力根絶、未来世代の歴史と人権を学ぶ拠点として今年5月に開館した「戦争と女性の人権博物館」や仁寺洞を視察した。閉会礼拝は、金必順牧師(全国女性会総務)の「真へのあこがれ」(ヨハネ4:34~40)という題で説教とマザーテレサの祈りで終え、評価会(司会:姜定子)を行い、参加者一人一人がこの研修会を通して感じたことを語った。翌朝の解散式をもってこのたびの「韓国基督教聖地巡礼研修会」の全日程を終えた。教会女性が担うべき宣教の使命の重みを、参加者一人一人に改めて思い起こさせた実り多き研修会となった。 (報告:丁恵淑)


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