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韓国併合100年 日・韓・在日キリスト者青年合同祈祷会 日本青年の祈祷文

掲載日 : [10-07-06]   照会数 : 1341

天の神様

今から100年前、日本は強制的に韓国併合をしました。日本は、朝鮮半島の人々に多くの苦しみと悲しみ、痛みを与えました。

また、朝鮮半島だけではなく、日本は多くの東アジアの国々を侵略し、様々な苦しみ・悲しみ・痛みを与えました。特に、北海道、沖縄、台湾、中国などを覚えます。

この日本の植民地支配は、私たちが抵抗できなかった天皇制に基づく軍国主義によってもたらされたものです。日本キリスト者のほとんどは、侵略戦争が進められていくなかで、国家を批判することもなく、むしろ進んで協力することでたくさんの罪を犯しました。さらに、天皇を神と崇め、罪を重ねてきたことをこの旅を通して改めて告白します。

私たちはこの旅で、戦争の結果もたらされ、そして今もなお続いている隣人たちの想像を絶するような痛みを前にして、言葉を失い、おののきました。このような戦争被害の根幹には天皇制があることを再確認しました。 天皇制とは他者を搾取する社会構造であり、そのことは戦前から根本的に変わっていません。そして、天皇制に対峙することすら意識してこなかった自分たちの責任をおぼえます。

今わたしたちは、同じ過ちを繰り返さないためにこの地に立っています。私たちは祈ります。今生かされている全ての人が他者とともにいのちを輝かせて生きていくことができるように。平和の実現のために。アジアの隣人と手を取り合うために。向き合う相手の心の声を聞き取ることができますように。今なお多くの傷を抱え、癒えない過去と向き合っている人々のために。

神様、どうか私たちに、過去を真摯に受け止め、来るべき希望の未来を作り出す知恵と勇気をお与えください。弱き私たちを強め、平和を作り出す者とならせてください。

平和の主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン


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