2026年 在日大韓基督教会 平和統一主日
共同祈祷文
主よ、歴史の主であり、平和の王であられる神様。分断という長い歳月の中にあっても、私たちの民族を守り導いてくださった恵みに心より感謝いたします。
解放から 81 年を迎えましたが、今なお朝鮮半島には分断の痛みと緊張が残されています。
それでも私たちが絶望することなく、平和への希望を抱いて祈り続けることができるよう導いてくださる主の恵みを賛美いたします。
主よ、長年にわたる対立と不信が、これ以上憎しみと敵意の種となることがありませんように。
南と北が互いへの恐れと警戒を乗り越え、命の尊さを重んじながら平和への道を歩む知恵をお与えください。
互いの違いを認め合いながらも共に生きる道を見いだし、対立より対話を、対決より信頼を、憎しみより和解を選び取ることができますように。
主よ、戦争が残した深い傷と分断の苦しみを心に留めてください。
愛する家族を失い、故郷を失い、平穏な日常を失った多くの人々の涙と嘆きを、主ご自身が慰めてください。
過去の悲しみが新たな憎しみを生み出すことなく、傷を癒やしてくださる主の愛によって、赦しと和解の歴史が築かれますように。
主よ、朝鮮半島と東アジアを取り巻く緊張と対立が深まるこの時代にあって、力と欲望の論理ではなく、正義と平和の道が選ばれますように。
武力や威嚇ではなく対話と協力が、対決ではなく共生が、この地の秩序となりますように。
そして再び戦争の恐怖が私たちの未来を支配することがありませんように。
主よ、120 年余りにわたり在日大韓基督教会をお支えくださり、お導きくださったことを感謝いたします。
異国の地にあって民族の痛みをともに担い、福音にあって和解と正義、そして平和を証しするよう私たちを召してくださったことを覚えます。
時代ごとの困難や差別、葛藤の中にあっても、キリストの愛をもって隣人に仕え、民族と民族を結ぶ和解の架け橋としてくださいました。
どうかこれからも、過去の傷にとどまることなく、神の国の平和を実現する共同体として、次の世代とともに希望の歴史を築いていくことができますように。
主よ、在日大韓基督教会が分断の痛みを記憶するだけの教会ではなく、和解と平和を実現する教会となりますように。
国籍や民族、言葉や文化の違いを超えて、すべての人を神のかたちとして尊び、キリストの愛をもって隣人に仕え、朝鮮半島、日本、そして東アジアの平和のために祈り、行動する教会としてください。
主よ、平和を語る唇だけでなく、平和を実践する人生をお与えください。
私たちの祈りが生活となり、私たちの信仰が和解を実現する勇気となり、私たちのいるところにキリストの平和が満ちあふれますように。
主よ、私たちは互いに打ち勝つ道ではなく、ともに生きる道を選びます。敵意と不信を乗り越え、尊重と信頼を回復し、南と北が平和に共存し、やがて神の御心のうちに豊かな和解の実りを結ぶ日が訪れますように。
次の世代が戦争への恐れではなく、平和への希望を抱いて歩むことができますように。
主よ、平和は人間の力だけでは成し遂げることができないことを、私たちは告白いたします。
私たちの平和であられる主イエス・キリストが私たちの心を新たにし、朝鮮半島と東アジアに和解と命の道を開いてください。
また、在日のキリスト者一人ひとりに信仰と知恵、そして勇気を与え、どこにあっても平和をつくる主の証人として歩ませてください。
主よ、『平和を実現する人々は幸いである。
その人たちは神の子と呼ばれる。』との御言葉を、私たちの教会の使命として深く刻ませてください。
平和のために祈り、平和のために行動し、平和を証しする教会としてください。
分断と対立の歴史を越え、和解と共存の未来を切り開かれる神様の御業に、私たちを尊くお用いください。
私たちのまことの平和であられる主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。
アーメン。
2026年 8月 9日
平和統一会議準備委員会