アンニョンハシムニカ。先日開かれた2012年度
(関連)定期総会において2012年度会長の役目を頂きました、大阪教会の金聖大と申します。
この度は、役員改選のご報告と新役員からのご挨拶を兼ねて、筆を執らせていただきました。先日の定期総会にて金聖大(大阪)、白勝和(大阪)、全聖一(布施)、申美華(大阪)の4名が新役員として選出され、関連が新しい一歩を踏み出しました。
私たち関連役員一同は、一年間を通して「関西地方にある在日大韓基督教会に連なるキリスト者青年としてのあり方」を考えていく上で、できるだけ多くの青年たちと同じ時間を共有していきたいと願っています。私はいつもこのような問題を考えるにあたって「枠組み」について考えずにはいられません。私たちは普段の生活において、周りの人間を「自分が作り上げた枠組み」の中に取り込んで考えてしまってはいないでしょうか。同じ在日大韓基督教会に連なる者でありながら、「あの教会はうちの教会とスタイルが違うから分かりっこないだろう。」あるいは同じ教会にいながら、「世代の違う信徒には分かりっこないだろう。」ややもすれば同じ青年会にいながら、「あいつには分かりっこないだろう。」 果たしてそれは、私たちが本当にあるべき姿でしょうか。私たちが倣おうとする方は、そのように「枠組み」の中で生きられたのでしょうか。
私たちが心から耳を傾けようとする神の御言葉は、そのようなことを語っているでしょうか。また、一人ひとりが違っていることは、間違ったことでしょうか。私は、そのような「違い」を尊重し合い認め合えた時にこそ、私たちが歩むべき一歩を踏み出せるのではないかと思います。 私はこのように様々な人と連なりながら何かのビジョンを探っていくとき、ひとつの写真のようなものを思い浮かべます。ただ一色の、ただひとつの点では像を結ぶことは困難です。しかしまた、どれほど多くの点が集まってもそれらが全て同じ色であっては像を結ぶことはできません。様々な色をした小さな点がいくつも集まることによって、またそれらがありのままの色で美しくいられることによって、次第に鮮明な像が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
私たちは、一筋の希望を見出すことさえ困難なこの現代社会において、尊重し合うべき個々として在日大韓基督教会に連なりながら、どのような像を描いているのでしょうか。描きたいのでしょうか。描くことができるのでしょうか。 私たち関連役員は、この一年を通してそれぞれ美しい色を持った青年がときに混ざり合い、ときに反発しながら、希望につながる美しい像を描ける場を作り上げていきたいと願います。まだまだ未熟な私たちですが、本年度もご指導ご支援よろしくお願いいたします。
2012年度関西地方会青年連合会会長 金 聖大(大阪教会)