2006 平和統一南北共同祈祷文
平和の神よ、一つひとつの人生と、すべての歴史を導いてくださることに感謝します。
主よ、日帝の植民地となった後、36年目に自由を得、さらに61年が経ちました。
少なくない歳月が流れ、周囲では、古い歴史の分断体制を擁護する声が変わらずありますが、この地は、夢で沸き立っています。
「南と北は、国の統一問題を、その主人公である我が民族同士で互いに力を合わせて自主的に解決して行くことにした」
2000年6月の放送を通じて、6・15 共同宣言が伝わった日、耳を疑い、目をこすってみたりもしました。
主よ、誰が主のご計画を立ちふさげるでしょうか?
休戦ラインの鉄柵は、相変らず、鋭くその歯を立てていますが、
その上を行き来する肉親の心と心、共に生きて行くための知恵と知恵、
互いに向けた思いやりと理解は、民族平和共同体の堅固な礎となりました。
主よ、私たちに新しい機会をくださることに感謝します。
南と北(北と南)の教会が統一と平和のために先頭に立ったという過ぎし日の自負心よりは、私たちが力を合わせて作り出す、より力強く、躍動的な新しい日の希望に、より大きな価値をおけるようにしてください。
私たちが夢見る経済共同体、文化共同体、平和共同体は、
心と心が互いに通じ合う希望の結果であることを信じます。
いくら激しい苦難が近づいても、恐ろしい試練の暴風が吹きつけても、
その終りには、断絶と妬みの廃墟から
信頼と理解の日を実現する主の驚くべき ご計画があることを信じます。
愛の主よ、今になって悟ります。
過ぎし60年間、私たちは断絶されていましたが、主はそうではありませんでした。私たちは懐疑の中にありましたが、主はそうではありませんでした。
ですから、私たちは主にあって、すでに統一を成しとげていました。
主よ、私たちの統一が、より力強く素晴らしくなることを願います。
桎梏(しっこく)の歴史を真っ直ぐにする統一、大同を実現する統一、世の中のすべての人びとに希望を与える統一となることを願います。
この地を出発した列車が、大陸を通って西方の地の果てにある海に着き、
この地で始まった平和の火柱が、大陸を通って西方の地の果てを明るく照らす統一。
世界中の希望となる統一を実現することができますように。
主よ、主にあってもう一度 大きな夢を見ます。
その昔、十字架において夢見たこと、すべての人とすべての歴史をご自分の体で包みながら見た大きな夢を私たちも抱きます。
この地の平和と民族の統一に向けた希望を込めて
私たちの主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン
※この祈祷文は、韓国基督教教会協議会と朝鮮キリスト教連盟が一緒に作成しました。