<外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)>
第30回外キ協全国協議会
1月28日(木)午後1時から29日(金)午後7時まで、在日本韓国YMCA9階ホールにて、外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)主催で、第30回外キ協全国協議会が開催された。
今回は、「外キ協30年の歩みを共有し、宣教課題を定立しよう」という主題のもとで開催されたが、その目的は以下の通りである。➀外キ協運動30年間の到達点を確認し、「日本の歴史責任」および「外国人住民基本法」の実現に向けて協議する。➁ヘイト・スピーチをはじめ人種差別に対するキリスト教界の一致した意見と意志を表明し、「人種差別撤廃基本法」の早期実現に向けて協議する。➂東日本大震災の外国人被災者への支援と協働の中長期行動計画を作成する。➃日・韓・在日教会の共同の取り組みの到達点を確認し、ユース・プログラムをはじめ共同行動計画を作成する。
開会礼拝、基調提案後、全体協議Ⅰに入った。そして、李清一牧師(関西外キ連)が「日本のキリスト教界と外キ協の30年」と題して特別講演をした後、「今、そして未来への宣教課題」と題した特別シンポジウムでは、吉田真司牧師(日本バプテスト連盟)・香山洋人司祭(日本聖公会)が発題をした。
翌日は、金迅野牧師(横須賀教会)の聖書研究により始まり、師岡康子弁護士が「人種差別撤廃基本法がめざすもの」という題での講演に続き、総会長金性済牧師(名古屋教会)が「第3回マイノリティ国際会議フォローアップ」という題で発題をした。
引き続き、全体協議Ⅱ、Ⅲでは、「2016年度の取り組み/集会宣言=共同の祈り」と「2016年度の組織・会計・年間日程」を協議して、松浦悟郎氏(外キ協共同代表)の祈りで閉会した。
(報告:編集部)