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日本基督教団 関東教区/在日大韓基督教会 関東地方会との宣教協力協議会 

掲載日 : [12-09-25]   照会数 : 3933




日本基督教団関東教区と在日大韓基督教会 関東地方会との宣教協力協議会

関東地方会の宣教協力部主催で関東地方会と日本基督教団関東教区(以下、関東教区) との宣教協議会が9月24(月)から25(火)まで、日光オリーブの里で開催された。

1984年、日本基督教団と在日大韓基督教会が宣教協約を締結してから、関東地方会と関東教区は様々な形で協議会を開いてきた。さらなる宣教協力を深めていくために開催された今回の協議会では、「原子力発電からの脱却」を主題にして、意義深い協議会になった。

関東教区からは、総会議長である秋山徹牧師(埼玉地区・上尾教会)を初め12人の牧師が参加、関東地方会からは14人の牧師が参加した(合計26人)。開会礼拝では、李明忠牧師(横浜教会)が「男たちの信仰」という題目で説教した。

その後、関東教区の熊江秀一牧師(新津教会・関東教区宣教委員長)が教区の声明文である「原子力発電からの脱却を求める」をもとに、主題講演をした。関東教区の地域は、2011年3月11の東日本大震災によって大きく被災し、その上に東京電力福島第一原子力発電所事故が重なり、放射線汚染の影響を深刻に受けている地域である。このような被災により、日々労苦している中で、様々な取り組みと努力を続けている働きを共有した。

この声明文が関東教区に留まらず、全国の教会と共有して行きたいとの抱負に、一同が共感した。夜は、朴正根牧師(郡山伝道所)が、「KCCJ郡山伝道所における放射能との戦いと地域奉仕」について発題した。朴牧師は、福島原子力発電所近隣の住民が仮説住宅で避難生活を余儀なくされている様子とその避難住民に対して炊き出し奉仕と宣教の働きに専念していることを報告した。その後の質疑でも熱い討議がなされた。

二日目の祈祷会には、鄭仁和牧師(日立教会)が「真の慰めとは?」という題で説教して祈った。朝食後は、地震と放射線の被災地であるアジア学院を見学し、その働き、被災と復旧などの状況についての報告を受けた。苦難の中でも被災を乗り越えて、与えられた使命を全うする学院の働きに、参加者は大いに励まされた。最後の閉会礼拝では、村田元牧師(原市教会)による「聖霊の時代に生きる教会」という題目の説教があり、これからも様々な形で、この地における宣教の働きによきパートナーとしての協力と活躍を祈り合いながら閉会した。(報告:姜章植)


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