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第29回 韓・日交流信徒大会

掲載日 : [13-01-16]   照会数 : 6618




日本基督教団と在日大韓基督教会の宣教協力に基づく,日本基督教団兵庫教区と西部地方会主催の第29回韓日交流信徒大会が2013年1月14日の成人の日に在日大韓基督教会神戸東部教会において,約160名が参加して,盛大に開催された。

この信徒大会は,1985年1月15日に17教会92名が参加して第1回を開催して以来,29年目を迎える大会であり,このように長い期間にわたり,日本の信徒と韓国の信徒が交流会を持つのは,日本中でもこの大会だけである。

この大会の主題は第1回以来「主は一つ,信仰は一つ」であり,国籍を超えて唯一の主であるハナニムの前に同じ信仰を共有すること目的に開催されてきている日韓の架け橋となる信徒大会である。

この大会は,午前の開会礼拝,分団に分かれての弁当を食べながらの韓日信徒の交流,午後の公演あるいは講演で構成されている。

今回の開会礼拝には,神戸教会の韓世一牧師が「信徒が共に交わる喜び」(詩編133編1~3)という題目で,兄弟が共にいるときに神様が祝福を与えたことを例えに,日本の信徒と韓国の信徒が共に交わる韓日交流信徒大会を神様が喜ばれ祝福されるというメッセージをされ,会場に集まった韓日の全信徒が大きな恵みを受けた。続いて,神戸東部教会の裵明徳牧師による聖餐式が執り行われたのち,新成人となった在日の青年6人への祝福式が武庫川教会の金聖泰牧師により行われ,記念品が贈呈された。この信徒大会は,毎年,成人の日に行われる大会であるため,昨年から新成人への祝福式を行うようになり,参加した新成人は,神様の祝福を受けるという一般社会の成人式では得られない喜びを得られる機会となった。この祝福式では,新成人に向けて会場の全員が「君は愛されるために生まれた」を韓国語と日本語で歌い,共に喜びを分かち合う時間となった。

午前礼拝後には,参加した160名余りの参加者が10分団に分かれて,お弁当とキムチで昼食を摂りながら,自己紹介を通じて,韓日に関する話題で盛り上がった。私の分団では,韓流ドラマを好んで見ている年配の女性信徒が韓国語で賛美できるという喜びの声が印象的であった。

午後の公演では,日本・韓国・アメリカなどで活躍されている小堀英郎さんによるピアノリサイタルと証しがなされ,会場は感動と笑いに包まれた。スペシャルゲストとして,奥様で,ソプラノ歌手である平田葉子さんが登場され,小堀さんのピアノ演奏に合わせて韓国の賛美と日本の唱歌を歌われたが,その中でも,「アリラン」の曲に合わせて「赤とんぼ」を歌われた時には,韓日がコラボされたこの大会にふさわしい盛り上がりであった。

今回の大会には,教団側が100名余り,地方会側が60名余り参加しており,教団側の信徒の関心が高く,このような大会を通じて,日本で暮らしている在日信徒にとっても,日本信徒と直に交流することで,共に主に対する信仰で結ばれていることを確認し合うことができる良い機会である場であると思われた。来年は,30周年を迎える記念の大会であり,主が喜ばれる大会となることを祈る。
神戸教会 白承豪長老


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