関西地方会
第5回「サンクス・フェスティバル」開催
関西地方会は、10月19日、女性部・壮年部・青年部が3部共同主催で、第5回「サンクス・フェスティバル」を大阪北部教会で開催した。今年は、特に多くの教会から124人が参加した。
この「サンクス・フェスティバル」は、各個教会では学ぶ機会がなかなか与えられないテーマを決め、地方会レベルで共に学び、主である神さまに、公演の形で心を合わせて讃美を捧げる関西地方会ならではの行事である。
今年は、現在、日本の社会において問題になっている「ヘイトスピーチ」や「それがもたらす在日外国人の現状と人権問題」を学ぶものであった。そのため、在日大韓基督教会横須賀教会の金耿昊執事を招き、講演会を開いた。金執事は、東京大学大学院総合文化研究会博士課程に在籍中で、「在日朝鮮人史」、「社会運動史」を研究しながら様々な活動にも従事している。
第一部では、朴時永牧師(築港教会)が、「キリスト者の生き方」(エフェソ書4:25~29)と題して説教した。第二部で、金執事は「在日の人権・キリスト者としてどのように生きるべきか」という題で、「在日大韓基督教会」はどのような教会なのかという問いから、ヘイトスピーチが示している日本社会の様々な問題を提議した。講演後、このような社会で我々が何をすべきか、何ができるかなどの実践的な課題をめぐる活発な討議が行われた。
講演後、オペラ歌手である野田朋香姉妹の公演があり、参加者に感動を与えた。第三部で、各教会の女性会の奉仕によって豊かな軽食バイキングが用意され、温かい交流会をもって終わった。
(報告:関西地方会青年部)