<関西地方会> 聖歌隊連合会
邑久光明園家族教会を訪れて
10月24日(土)、関西地方聖歌隊連合会(関聖連)は、毎年岡山県長島ハンセン病国立療養所内にある日本基督教団邑久光明園家族教会を訪問し、合同礼拝と交わりを行った。
礼拝は、崔亨喆牧師(枚岡)が「苦難の人生のわが助け」(ルカによる福音書16:19~31)という題で力強く説教した。その後、関聖連が「恵みでなければ(은혜 아니면)」、「いつくしみ深き(죄짐 맡은 우리 구주)」、「その方の光の中で生きれば(그의 빛 안에 살면)」を心より讃美した。
交流会では、全員が輪になって座り、手をとり合って讃美し、証しをしながら恵みの時を分ち合った。その中で、90才の長老が視力を失い、字を読むことはおろか、感覚の麻痺した指で点字を読むことも難しい中、ただ聖書が読みたい一心で考えた方法は、舌先で点字を読むことだった。最初は舌が痛く、唇から血が流れたが、諦めず努力をかさね、点字の舌読を成し遂げた。聖書を通読することが出来たのは言葉では表現出来ない喜びであり感謝であったという証しは参加者一同に感動を与えた。
最後に、全員が「ふるさと」を合唱して来年の再会に思いを寄せた。
今年の礼拝は家族教会員5名、非会員3名、岡山教会の方4名、関聖連15名(合計27名)であった。今年で20回目となる。
(報告:崔英淑、大阪北部教会)