去る7月13日(主日)午後7時から15日(火)まで、教育委員会主催、宣教委員会・信徒委員会・歴史編纂委員会の協力の下で、同志社リトリートセンターにおいて、「われらは今どこに立っているのか-歩みと展望-<教団成立80周年にあたって>」という主題で、2014全国教役者・長老研修会が開催された。
開会礼拝は、教育委員長である全聖三牧師(布施教会)の司会で、金英煥長老(副総会長、大阪教会)の祈祷後、趙重來牧師(総会長、船橋教会)が「わたしの弟子にしなさい」(マタイ28:17-20)と題して説教した。
まず、千相鉉牧師(宣教委員長、札幌教会)の司会で、「伝道現場の声」と題して、朴正根牧師(郡山伝道所)が被災地域の教会の現実を述べた。そして、崔和植牧師(長野教会)が千曲ビジョン伝道所を開拓するまでの伝道方法と課程を述べ、辛治善牧師(別府教会)が牧会ビジョンを述べてそれぞれ意見を交換して祈りを持って初日を終えた。
二日目は、金仁果牧師(岐阜教会)が「エロイ・エロイ・レマサバクタニ」(マルコ15:33-41)と題して説教と祈りをして朝天祈祷会を導いた。朝食後、金秀男長老(在日本韓国YMCA総務、大阪教会)の司会で、朴相増牧師(元アジアキリスト教協議会総幹事)が「在日大韓基督教会とエキュメニカル運動」という題で講演した。
休息の時間から次の順序への間には、許伯基牧師(つくば東京教会)と李明忠牧師(横浜教会)、韓世一牧師(神戸教会)が楽器を用いて楽しく讃美をする時も与えられた。
引き続き、女性会総務である朴栄子牧師(豊中第一復興教会)の司会で、金性済牧師が「シャーロムの約束を生きる神の寄留者として-KCCJ教団組織成立80年を覚えて-」という題で、聖書研究を熱く語った。
午後には、分科会を通して3つの分団に分かられて詳しい討議に移った。第1分科会は、中江洋一牧師(広島教会)の司会で、金健牧師(川崎教会)が「私たちの教会としてのKCCJ」と題して発題をしてから、許伯基牧師が同様な題で応答発題をした。第2分科会は、鄭守煥牧師(豊橋教会)の司会で、金成元長老(大阪教会)が「KCCJの人権運動の歩みと課題」と題して発題してから、朱文洪牧師(小倉教会)が同様な題で応答発題をした。第3分科会は、金迅野牧師(横須賀教会)の司会で、金秀男長老が「平和統一とKCCJ」と題して発題してから、厳敞俊長老(京都教会)が「宣教課題としての南北平和統一問題」と題して応答発題をした。
引き続き、全体討論に入った。李根秀牧師(総会書記、大垣教会)と吉井秀夫長老(京都教会)の司会で始まり、趙永哲牧師(総会副書記、大阪北部教会)が「2020 Visonプロジェクト委員会」(仮称、4月22日常任委員会で承認)について発表した。そして、各分科会で発題・討議されたことについて各分科会の司会者たちが発表した。それを土台にして、多様性、ヘイトスピーチ、「在日大韓」の名称について、教派的な発言は排他的であるという意見について熱く語り合った。
夕食後にも、李根秀牧師の司会で、第2回目の全体討論に入った。特に、この時間には教役者・牧師研修会では初の試みである声明文の作成のために真剣に討議した。この声明文を通して、研修会での学びを総括しながら、今後KCCJが進むべき方向性を共有し、前進していくことを点検した。
その後、信徒委員会主催で交流会がもたれたが、許伯基牧師の司会で、全国女性連合会、全国青年会連合会(全協)、RAIK等が報告した後、金必順牧師の祈祷した。
最後の日は、金明均牧師(福岡中央教会)の司会で、金長老の祈祷後、金牧師が「朝の光のように」(サムエル記下23:1-7)という題で説教して早天祈祷会をしてから始まった。
引き続き、総幹事金柄鎬牧師の司会で「宣教師たちの声」と題して簡単な発題と提言を聞いた。先ず、鄭在植牧師(下関教会)が祈った後、金総幹事が総会全体のことについて紹介した。そして、林泰鎬牧師(東京中央教会、大韓イエス教長老会統合)、張慶泰牧師(東京聖民教会、大韓イエス教長老会統合)、崔亨喆牧師(枚岡教会、大韓イエス教長老会大神)、朴鴻淳牧師(大阪南部教会、大韓イエス教総会白石)、金鐘賢牧師(浪速教会、韓国キリスト教長老会基長)、李恵蘭牧師(青年地方会、キリスト教大韓監理会)から「宣教師たちの声」を各々聞いた。
閉会礼拝は、裵明徳牧師(神戸東部教会)の司会で、朱文洪牧師(小倉教会)の祈祷後、全聖三牧師が「ひとつである」(ヨハネ17:18-22)という題で説教した。特に、故権寧国牧師の遺族のために祈り献金も捧げられた。最後に、趙重來牧師(総会長)が祝祷し、全日程を終了した。
(報告:編集部)