「ナルドのつぼとオモニの信仰」
いつも全国教会女性連合会(全国女性会)のため、お祈りとご支援をありがとうございます。在日大韓基督教会では毎年、母の日を「オモニ主日礼拝」としてきました。教会における女性、オモニたちの役割は大きなものです。
全国女性会は1948年に発足しました。当時、在日女性たちは差別と偏見の強い社会で貧しい生活をしていましたが、心をあわせて祈り、精一杯ささげて奉仕をしてきました。私たちは、このようなオモニたちの信仰の遺産を受け継ぎ、次世代へ伝えていきたいと願っています。オモニ主日のテーマは、「平和・女
性・信仰~歴史を刻む私たちの歩み~」です。
私たちにいま、できることは何だろうかと祈り求める中で、韓国のオモニたちから学びました。1973年に一人の女性から始まった祈りによる宣教運動「ナルドのつぼ」を、何年かあたため、試行錯誤して2013年春から開始しました。宣教への情熱はあっても最前線に飛び込むことのできない女性たちが、小さなお金を集めて間接的に参与するのです。一人の女性が大切なつぼを割って高価な香油をイエス様に注いだ出来事をおぼえ、祈りと断食をもって主の大宣教命令をになう者とさせていただくのです。
みなさまのあたたかいご協力により、2013年6月から2015年5月末までに1,026,015円の尊いささげものをいただきました。このうち40%を国内外の社会・宣教団体へ、40%を地方会を通じて経済的に困難な教会支援へ、20%を女性会の働きのために用いさせていただきました。心より感謝するとともに、小さなからし種がやがて大きく成長することを夢見ています。どうか今後とも、オモニ主日をおぼえ「オモニ主日献金」、また「ナルドのつぼ」へのご協力をよろしくお願いいたします。
【社会支援の献金先】 セウォル号被害者支援/脱北者支援/ネパール災害支援/辺野古基金(普天間基地の辺野古移設に反対する基金)/ヘリ基地反対協議会(海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会)/東北ヘルプ(被災者救援、政府や他宗教とも連帯)/エマオ(日本キリスト教団東北教区センター)/カリタスジャパン/プランジャパン(国際NGO「ネパールの女の子の早すぎる結婚防止プロジェクト」)/止揚学園(知能に重度の障害をもつ人たちの福祉施設)/さぽうと21(日本に定住するインドシナ難民、日系定住者及びその子弟などの自立を支援)/ふるさとの家/ジュメリーナ(フィリピンの女性の自立支援)/RAIK(在日韓国人問題研究所)/NCC(日本キリスト教協議会)/浪速教会「愛の家」/KCC/西南KCC