在日大韓基督教会の皆さま
熊本の被災地を覚えて祈って下さることを感謝します。
地震直後からKCCJ熊本地震被災者支援プロジェクト委員会の支援を受け、金聖孝牧師は現地スタッフとして被災地においてカフェ・デ・モンク(傾聴カフェ)など、小さいながらも支援活動に取り組んできました。この6月からは避難所となっている御船町スポーツセンター(8月2日現在約170名)で毎週火・木・金曜日10:00から16:00までドリーム・カフェを日本キリスト教団九州教区と協力して開催しています。日常生活と居場所を一瞬のうちに奪われ、将来不安を抱えて長く避難所生活を送っておられる方々に、少しでもやすらぎの場を提供できればと願い始めました。ドリーム・カフェは「街の喫茶店」というコンセプトで出来るだけ美味しい珈琲と珈琲に合うお菓子やピーナッツ、そして人間味豊かなマスターと店員が祈りを込めて、被災者の方々の話に耳と心を傾けています。
また、被災者の交流の場として、My箸作りや折り紙、ミサンガ作りなど、子供たちや大人まで、誰もが楽しめる空間を提供しています。そして、なによりも、厳選した豆をその場で挽いてここでしか味わえない美味しいコーヒーをお出ししています。避難所で暮らしておられる方々はドリーム・カフェを楽しみにしておられ、開店時間には多くが待ち構えておられます。避難所に入るのを拒んでおられたある女性の方が、こんな素敵なカフェがあってここに移ってきて本当に良かったとおっしゃったことはうれしいことでした。一日にアイス・コーヒーとホットコーヒー併せて120杯ほどが出ます。避難所は9月いっぱいまでで閉鎖される見通しで、今後は、応急仮設住宅への引っ越しをされる方への支援も考えていきたいと思っています。なお、KCCJ 熊本地震被災者支援プロジェクト委員会と日本キリスト教団九州教区との共同で熊本教会をボランティアセンター「エルピス熊本」を開設することとなりました。詳細はHPをご覧下さい。支援活動はまだまだ続いていきます。これからもどうぞ覚えてお祈りと支援をよろしくお願いいたします。