日本キリスト教会との宣教協約締結20周年記念集会開催
‐青年宣教をテーマに‐
11月23日(木)日本キリスト教会の大阪姫松教会にて、日本キリスト教会と在日大韓基督教会の宣教協約締結20周年の記念集会が開かれ、両教団合わせて64名が参加した。大きなテーマは青年宣教で、集会の構成は、両教団の青年たちが、半年以上、毎週のように会議をしながら組み立て、テーマを『「欠け」のある者から「欠け」がえのない者へ』と設定した。
冨永健一日本キリスト教会大会議長のヨシュア記による「強く、雄々しくあれ」と題したメッセージは、戦前の葛藤を乗り越えて宣教協約を結んだ両教団の新しい世代が、いま直面する困難を乗り越えて、新しい道を進むことを勧める力強いものだった。挨拶に立った金鐘賢総会長は、両教団の歩みの歴史にもふれながら、かつての不幸な上下関係を乗り越え、いま対等な関係が築かれていることをともに喜び、新しい世代をともに励まそうと述べた。大阪姫松教会が準備してくださった心のこもった食事をいただいた後、両教団の10代、20代、30代の青年たちが、信仰とこの時代を生きることについて、発題した。どれも、自分の「欠け」についての生の声に満ちており、同時にその「欠け」が埋められることの希望が語られていた。
準備の過程で両教団の青年たちの間に生まれた友情と信頼は、両教団にとっての今後の宝になることを確信する。両教団の青年同士の交流がこれを契機に盛んになり、この「生きづらい時代」を、信仰を基盤に「ともに生きる」仲間として歩んでいく姿を支えていこう。 (信徒委員長 金迅野)