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총회소식

2018年「第17回 KCCJ人権シンポジウム」声明書

게재일 : [18-04-10]   조회수 : 4404

2018年「第17回 KCCJ人権シンポジウム」声明書

『ついに、我々の上に/霊が高い天から注がれる。荒れ野は園となり/園は森と見なされる。
そのとき、荒れ野に公平が宿り/園に正義が住まう。
正義が造り出すものは平和であり/正義が生み出すものは/とこしえに安らかな信頼である。
わが民は平和の住みか、安らかな宿/憂いなき休息の場所に住まう。(イザヤ書32章15~18節)』

 
1.はじめに

2018年、在日大韓基督教会(KCCJ)はこの日本の地で宣教110年という節目を迎えた。私たちは、韓(朝鮮)半島と日本の狭間を生き抜いた「在日キリスト者」(寄留の民)の歩みを振り返るとともに、KCCJに与えられている使命を再確認し、小さき者のいのちに寄り添う教会となるための課題を共有し、これからのKCCJの未来像を展望するためにKCCJ京都南部教会にて「第17回  KCCJ人権シンポジウム」を2018年4月8日~10日に開催した。

総会主題:「共に生きるいのちの天幕をひろげよう!」副題: KCCJ110周年といのちの宣教「平和・人権・共生社会を考える」を掲げ、「在日韓国人キリスト者として被災地に派遣されて―ナルドの香油を携えて―(金聖孝)」「聖書研究(古賀清敬)」「朝鮮学校高校「無償化」裁判報告(金星姫)」「隣保から幅広い多文化共生~東九条の様々な取り組み~(前川修)」「『出会い』をつくりだそう―ひとりのキリスト者として―(康玲子)」「日本・在日教会の宣教課題-RAIK退任にあたって(佐藤信行)」の発題者と講演者から日本に生きる全てのマイノリティと共に歩むためには何が必要かを学び、さまざまな立場、視点から差別と偏見に晒されている小さき者のいのちの叫びに耳を傾けることの大切さを再認識するに至った。


2.KCCJの働きと使命

今、自国優先、経済優先を掲げる国々では貧富の差が拡大し格差社会が固定化されてようとしている。その流れの中で排外・排他主義、人種差別主義が世界を席巻しようとしている。日本においてもその影響は決して少なくない。

KCCJは1908年より韓(朝鮮)半島から生きる糧を求めて渡日することを余儀なくされた者、また日本の労働力を補うために徴用された者、本人の意思に関係なく徴兵され戦争の最前線へと送られた者やその家族のより所であった。また1945年の日本の敗戦後も差別と偏見によって社会の片隅で生きることを余儀なくされた同胞とその子孫の避け所であった。これからのKCCJは韓国のみならずアジア諸国からの移住労働者や外国人技能実習生、格差社会によって置き去られようとしている経済的弱者、被差別部落、日本の地に生きるアイヌ・沖縄の少数者、自然災害で忘れられようとしている被災者の方々と共に手を携えて生きていくことが求められている。とりわけヘイトスピーチに晒されている朝鮮学校のこどもたちのいのちを共に守っていく必要がある。またKCCJは地域社会の共生のまちづくりのために働き、共生の道を指し示す証し人となる宣教を目指さなければならない。

KCCJが今あるのは神が信仰の共同体として同胞のより所として土台を据え、すべての民に開かれたいのちの天幕をひろげていく使命が神から与えられているからである。


3.決意表明

共に生きるいのちの天幕をひろげるには、マイノリティの苦難の歴史を記憶にとどめ語り継ぐこと、小さき者のいのちに寄り添い喜びも痛みも分かち合うキリスト者としての役割をこれまで以上に果たしていくことが必要である。そのために日本キリスト教協議会やRAIK、KCC、西南KCC、マイノリティ宣教センター、各地外キ連、外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会などの機関や団体と連帯し、すべてのマイノリティのいのちの尊厳と権利が守られ、神の正義と平和が実現されるときまで人と人とを分け隔て格差を生み出している社会構造の問題を提起し、偏見と差別を黙認することなく小さき者とともに叫び声を社会に発信し、共に生きる社会をめざして多民族・多文化の共同体をつくることを以下のように決意する。

熊本被災者支援を継続する

朝鮮学校補助金打ち切り・朝鮮高校無償化裁判を支援する

外国人住民基本法の制定を求める

ヘイトスピーチ根絶のために人種差別撤廃法制定を求める

2018年4月10日

在日大韓基督教会 「第17回 KCCJ人権シンポジウム」 参加者一同
在日韓国基督教会館(KCC)
西南在日韓国基督教会館(西南KCC)在日韓国人問題研究所(RAIK)
在日大韓基督教会 社会委員会


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