第46回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会
去る6月4日(月)~5日(火)、静岡県熱海市で、「両教会の宣教課題と宣教協力-日本における伝道を巡って-」という主題の下で、KCCJ とUCCJとの宣教協力委員会が開催された。開会礼拝は、張田真牧師(UCCJ宣教委員長)の司会で、石橋秀雄(UCCJ総会議長)がマルコ8:27-30のみ言葉をもって、「断固たる信仰告白」という題で説教した。
その後、雲然俊美牧師(UCCJ書記)の司会で、近藤勝彦東京神学大学学長が「両教会の宣教課題と宣教協力-日本における伝道を巡って-」について神学的な観点から講演した。夕食後、内藤留幸牧師(UCCJ総幹事)の司会で出席者の紹介・前会議録確認・両教会紹介・両教会東日本大震災の支援活動報告がなされた。許伯基牧師(KCCJ幹事、つくば東京教会)は、スライダーを通して仮設住宅炊き出し奉仕について、加藤誠牧師(UCCJ幹事)はエマオセンターを中心に奉仕をしていることを報告した。
2日目は、許伯基牧師の司会でKCCJ浪速教会(愛の家)の金鐘賢牧師が「ホームレス宣教に関するケーススタディ」を発題をした。金牧師は「野宿生活者(ホームレス)と共に歩んだ浪速教会の宣教活動」と題して、2012年7月で創立15周年を迎えるまでの厳しい宣教活動を振り返りながら、野宿生活者と共にする教会の形成、創立10周年記念事業として教会と「愛の家」センター建築、宣教活動と展望について熱く語った。参加者は大きな賛同と恵みを受け、質疑討議の時間が延長されるほどであった。
引き続き、両教会の総幹事(内藤留幸総幹事・洪性完総幹事)司会で、「講演と発題について」、「平和メッセージについて」、「両教会の具体的な伝道協力について」、「歴史の共同研究について」の協議がなされた。最後の閉会礼拝は、崔栄信牧師(KCCJ宣教委員長)の司会で、金武士牧師(KCCJ総会長)がサムエル記上14:25-27で「ヨナタンの蜜」と題しての熱い説教が語られた。金総会長は、「今、臨界状況に落ちている個人・教会・牧師・教会員が多くいる。こういう状況の中で大切なことは、蜜のある森の中に入ることが大事であるから、その森を探し、その森を待ち望むことが求められる」と訴えた。
この宣教協議会で協議・修正された「2012年平和メッセージ」は、8月に発表される。
第46回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会の資料は一般資料からダウンロード可能です。
(報告:編集部)