<在日大韓基督教会>
東京で「第3回マイノリティ国際会議」を開催
在日大韓基督教会は11月18(水)~21日(土)、日本と世界の諸教会に呼びかけて、第3回「マイノリティ問題と宣教」国際会議を在日本韓国YMCAで開催した。本会議の前の15日から実施したユース・プログラム参加者を含め、世界教会協議会(WCC)や改革教会世界共同体(WCRC)、アメリカ、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、ドイツ、インド、台湾、韓国など海外の諸教会から56人、日本・在日教会から77人、計133人が参加した。
在日大韓基督教会が会議開催を決意してから約1年間、WCCの支援のもとでプログラムを企画し、また日本と海外の諸教会に対して積極的な参加と協力を依頼して、準備を進めてきた。
国際会議の目的は、ヘイト・スピーチと闘い、日本政府に対して人種差別撤廃基本法の制定を求めると共に、人種主義・人種差別と闘う教会の世界的なエキュメニカル・ネットワークをめざすこと、青年宣教のパラダイム転換、社会宣教と教会を福音信仰によってつなぐスピリチュアリティとアイデンティティの神学について討議していくことにあった。
国際会議の主なプログラムは、開会礼拝:Bishop Dr. Geevarghese Mor Coorilos/主題講演➀浜矩子・同志社大学教授/主題講演、②丹羽雅雄弁護士/聖書研究:金性済牧師/証言:レニー・トレンティーノ氏、太田マルク氏、又吉京子氏、宋恵淑氏、東谷誠氏、金迅野牧師/報告:Manchala Deenabandhu(世界教会)、Gabriele Mayer(ドイツ)、Robina Marie Winbush(アメリカ)、David Peter Carelse(南アフリカ)/閉会礼拝:柳錫成・ソウル神学大学総長である。また朝と夕べの礼拝には、海外教会参加者が熱いメッセージを送ってくれた。
最終日の21日、三日間にわたる講演・証言・報告、3回にわたる分団協議をへて、「イエス・キリストが示された、隣人愛こそが人間の敵意と憎悪に勝利する真の力であることを、キリスト教会は今日の社会において証言しなくてはならない」と決意する共同声明を採択した。
これらの原稿と共同声明をすべて網羅したものは来春、『資料集(日・英)』として電子版に、また『報告集(日・英)』として冊子にまとめる予定である。
(報告:RAIK)
※声明文(韓国語、日本語、英語)は、別の欄に掲載する。
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