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郡山仮設住宅支援プロジェクト進行中

掲載日 : [12-05-08]   照会数 : 13008










郡山仮設住宅支援プロジェクト進行中「収穫は多いが、働き手は少ない」

去る2月19日より毎月1回、2013年1月までの1年の予定で、郡山仮設住宅支援プロジェクトが進められている。現在このプロジェクトは、海外・国内からの支援金を管理している総会社会委員会の後援を受け、関東地方会社会部が主催し、東京教会、水戸教会、郡山伝道所を主軸にして行われている。対象は郡山市とその近隣市町村に点在している仮設住宅で、ここには福島県富岡町、浪江町、双葉町、川内町など、原発事故による警戒地域から避難中の方々が暮らしている。支援の内容は主に韓国料理の炊き出しであり、郡山伝道所による賛美やプチェチュム、ダンスなどのミニコンサートも併せて行われている。

3月24日(土)の炊き出しは、郡山市富田町若宮前仮設で行われ、約500食を配布した。ユッケジャンとご飯、キムチという、一般の日本の方々にはおそらく手強い味覚のメニューであったにも関わらず、好評を得た。この炊き出しには東京教会、水戸教会、郡山伝道所、ハンサラン教会、東京源泉教会、東京蒲田教会、つくば東京教会、そしてはるばる長野から長野教会の牧師・信徒たちがボランティアとして参加し、総勢30余名の布陣となった。

4月14日(土)の炊き出しは、三春町沢石仮設で行われた。この仮設は住民50人ほどからなる小さな仮設であり、天候(雨)や周辺状況(アスファルト舗装工事中)などの悪条件のため、集会場をお借りして室内で行われた。メニューはユッケジャン、チヂミ、キムチ、ご飯であり、特にその場で調理された焼きたてのチヂミは好評であった。この回では住民とスタッフが食事を共に取りながら交わることが出来、直接いろいろなお話を伺う貴重な機会となった。食事後には郡山伝道所によるミニコンサートが開かれ、和やかなひとときとなった。ボランティア参加者は水戸教会、郡山伝道所、つくば東京教会、日本基督教団水戸中央教会、郭恩珠および信徒一名の約20名となった。

5月12日(土)の炊き出しは、三春町柴原荻久保仮設住宅で行われた。強風の中、約50名の住民にイカの辛み丼(오징어덮밥)卵スープ、キムチが配られた。この日は野外でのミニコンサート(郡山伝道所)に加え、つくば東京教会の賛美チームによるゴスペル演奏も加わり、炊き出しの雰囲気を盛り上げた。参加ボランティアは水戸教会、郡山伝道所、つくば東京教会、大宮教会から各数名、そして郭恩珠牧師と信徒一名の20名弱であった。 季節は夏に向かい、これからの炊き出しでは衛生面や食品管理に万全の注意が必要となる。また始まった当初に比べてプロジェクトに対する関心が薄れ、ボランティアの人数確保に苦労する状況が続いている。被災地、特に原発事故による被災地では、長くつらい戦いは続く。彼らを慰め、励まし、神の愛を伝えるための働きに、多くの働き手が各個教会から送られることを祈るばかりである。


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