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KCCJ/CCJ 第15回 宣教協力委員会開催

掲載日 : [14-11-18]   照会数 : 4404










KCCJ/CCJ
第15回 宣教協力委員会開催
 
 
2014年11月18日、大阪教会にて「第15回日本キリスト教会との宣教協力委員会」が開かれた。在日大韓基督教会からは、金性済副総会長をはじめとして12名、日本キリスト教会からは田部郁彦大会議長をはじめとして5名が出席した。
 
開会礼拝・各教会の近況報告の後、協議に入った。毎年議題にのぼる両教会の宣教協約関係の内実化や、信仰継承の問題について意見を交換した。その後、2015年11月に開催予定の第三回「マイノリティ問題と宣教」国際会議に関する協力体制について話し合った。在日大韓基督教会が命運をかけて開くこの大きな会議に、「宣教協約教団としてしっかりと協力を願いたい」という要請を、日本キリスト教会側は真摯に受け止め、持ち帰って協議したいと応えた。

委員会後、午後7時より、両教会の主催による公開集会「この時代、キリスト者の使命とは?」が開かれた。まず古賀清敬牧師(北星学園大学教授/北海道中会宣教牧師)より「「わたしの人権と東アジアの平和とキリスト教」という題目で講演があった。北星学園の非常勤講師であり、元朝日新聞記者であった植村隆記者が、従軍慰安婦記事の訂正騒動以降、脅迫を受けている件に関して、古賀牧師は現場で取り組んでいる当事者として、詳しい事実関係を整理しながら伝えた。訂正された吉田証言とは全く関係ないのに迫害をされている事実や、「学生の安全第一」という名分をもって植村さんの雇い止めを画策する学校側、従軍慰安婦報道全体がまるでねつ造であるかのように言う安倍晋三首相の欺まん性などについて、熱弁を振るった。
 
続いて、金成元長老(大阪教会/大阪KCC館長)が「共生社会に向けたキリスト教会の役割」という題目で、主にヘイトスピーチ問題に関する講演をした。金長老は、生野という在日コリアンの集住地域でわざわざ行われたヘイトデモに出くわし、「自分たちはこの地に存在していいのか」という衝撃を受けて傷ついた民族学級の子どもたちの話や、ヘイトスピーチをする方とされる方を親に持つダブルの子どもたちの、心の引き裂かれるような思いを紹介した。

また「ヘイトスピーチによって表現の自由を侵されているのは、攻撃対象になっている人々だ。彼らは自分がその攻撃対象であると言うことを証すことが出来ない」と述べた。集会には、日本キリスト教会側、在日大韓基督教会側合わせて70名ほどが出席した。
 
(報告:許伯基)


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