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2016年 全国教役者・長老研修会

掲載日 : [16-07-20]   照会数 : 3270

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主題:教会改革-宗教改革500周年を前にして
副題:今、KCCJに求められているのは?

2016年全国教役者と長老の研修会が、去る7月18日~20日、同志社びわこリトリートセンターにて「教会改革-宗教改革500周年を前にして」という主題のもとで行われた。全国教会から60名の教役者と長老が集い、主題講師としては世界教会協議会(WCC)の世界宣教と伝道委員会の総務として活躍している琴周燮牧師を招いた。また機構改革準備委員会による「KCCJにおける機構改革の課題」を発題や分団討議をするなど貴重で有益な研修会を行った。

18日は、開会礼拝(説教:金性済総会長)後、「変革的弟子としての宣教と預言者的少数者の使命」というタイトルをもって講師の琴周燮牧師による主題講演行われた。琴周燮牧師は青年の頃よりEYC(韓国基督教青年協議会)活動を通して在日青年とも交流をして来た経験もあり、去年行われた「第3回マイノリティ-問題と宣教」国際会議の際、WCCと世界教会との間で大きな役割を担ってくださった。宗教改革の本拠地であるスイスのジュネーブ所在のWCC本部から世界教会を見渡しながら、今日のKCCJにおける宣教的な意義と役割について語られ、マイノリティ-教会であるKCCJに大きな勇気を与えられた講演であった。

講演の中で「わたしは、在日大韓基督教会が少数であり、韓国の大きな教団のように莫大な資金と教権はありませんが、神さまが世界の教会と宣教のために用いて下さっているという確信があります。なぜなら、在日大韓基督教会は、他の教会が理解することができない預言者的想像力を持った創造的少数だからです。神の国の福音の価値を世の価値と妥協することなく、変革の弟子道の道を歩んでいるからです。」と語り、デァスポラ教会であるKCCJ教会を「残された者」と定義しながら「残された者は、祖国に帰れることができず、後ろに捨てられた共同体ではありません。彼らは神さまから選ばれた弟子たちとしてこの地に真の教会の樹立と民族の和解、日本の宣教と伝道のために「召された共同体」なのです。したがって、わたしたちはこの地のマイノリティではなく、選ばれた正義と平和と生命宣教のための使徒たちです。その選ばれた使徒たちとして、皆さんに変革的な弟子道の道を歩んで行く預言者としての使命が与えられています。」と語り、講演を結んだ。

19日は、祈祷会(説教:崔春子牧師)から始まり、金聖孝牧師による「被災地熊本」の報告を聞き、被災地の支援を続けて行なうことや熊本教会堂と牧師館の修繕工事の必要性を分かち合った。

去年の第53回定期総会において設置された総会「機構改革準備委員会」(委員長:李根秀牧師)が進めているいくつかの課題に対して発題を行なった。「総代権」に関しては中江洋一牧師、「財政」に関しては金成元長老、「組織」に関しては李根秀牧師が担当して発題をした。午後からはその発題を聞き分団に分かれ討議してから総合討議も行なった。この発題や分団などで提案された意見を機構改革委員会が受け、来年(2017年)10月に開催される第54回定期総会においては未来に向うKCCJに相応しい改革案が提案されることを期待する。

夕礼拝は、金鐘賢牧師を講師とし霊的な恵みを受けるときが与えられ、また分団に分かれて祈祷会を行ない、20日は、閉会礼拝(説教:金必順副総会長)をもって研修会を終えた。

研修会の準備や進行などの役割を担ってくださった教育委員会(委員長:金明均牧師)や総会の重要な課題を担っている機構改革委員会(委員長:李根秀牧師)、とりわけ遠方よりお越しくださり講演を引き受けてくださった琴周燮牧師に心より感謝する。


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