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総会のお知らせ

<東山荘会議から30周年を迎えて>

掲載日 : [14-06-20]   照会数 : 5205







<東山荘会議から30周年を迎えて>
韓半島の正義・平和・和解に関する国際協議会
<久々に、北朝鮮の教会との出会い>
 
北朝鮮の教会との久々の出会いが、去る6月17日~19日、スイスのジュネーブのボセイで、世界教会協議会(WCC)の主管で行われた。これは、去る2012年1月に亡くなった故康ヨンソプ(朝鮮キリスト教連盟、以下、朝キ連)委員長の後任である康ミョンチョル牧師(朝キ連委員長)と正式に初対面する場であったので、韓国の教会だけでなく、世界の教会からも注目を浴びた。

北朝鮮側は、朝キ連の康ミョンチョル委員長と李ジョンロ副委員長等の参加をはじめ、韓国キリスト教教会協議会(NCCK)並びに、15カ国の教会や関連機関の代表55人の出席した。在日大韓基督教代表としては、総幹事金柄鎬牧師が出席した。

今回の会議では、日本の「東山荘会議30周年」を記念する礼拝・聖餐式・セミナー・ディスカッション等のプログラムが行われ、世界の教会が、毎年、韓半島の平和のために祈るの日を定めることを提供する宣言文も採択された。

朝キ連の委員長で選出されて以来、初めて国際的なイベントに参加した康ミョンチョル牧師は、「様々な国の兄弟姉妹が参加した今回の会議は、朝鮮半島の平和と統一に向けた強い熱望の表現だと思う」と述べた後、「インマヌエルの神はいつも私たちと共におられ、正義と平和の道に、私たちを導いて下さることを信じている」と語った。

一方、今回の協議会では、日本軍による従軍慰安婦被害者の一人であるキル·ウォンオク(길원옥)お婆さんの証言を聞く貴重な時間を持った。それで、その後の宣言では、「平和をつくり出すことにおいて女性の役割が重要であること。戦争中は女性が一番苦む被害者であるという事実を悟らせてくれた。真の平和は、女性の参与と献身なしでは実現できない」という内容を盛り込んだ。さらに、日本政府が従軍慰安婦被害者たちに心から謝罪すべきであることを要求した。

そして金柄鎬総幹事は、在日大韓基督教会が毎年8月の第2週に実施している「平和統一主日献金」の中から、1万ドルを朝キ連に伝えた。さらに、「私たちだけ」、「ウリ言葉」で開かれた非公式の席では、「最近、固まっていた北朝鮮と日本との関係が良くなって行く兆しが見える。だから、分断70周年を迎える2015年3・1節を前後にして、在日大韓基督教会が、東京で南北の教会が出会えるようにして努力してくれることを願う」という意見を交換した。

それゆえ、9月の末に開かれる本国の宣教協約7教団との協議会において、「一緒に協議して行こう」と合意した。
(報告:編集部)


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