大韓イエス教長老会(高神)総会との協議会が、2016年7月25日と26日、在日本韓国YMCA会議室と総会事務所で行なわれた。
この協議会は、本総会と宣教協力関係のない高神総会から、日本宣教師として派遣された牧師が本総会に加入する問題から始まったが、両教団が宣教協約締結の可能性を念頭に置きつつ、お互いの教団を紹介し合い、宣教的なパートナとしての交流と協力のための協議会となった。
高神総会からは、総会長の申常顕牧師、副書記の権五憲牧師、事務総長の具ジャウ牧師が参席し、本総会からは総会長の金性済牧師、副書記の金健牧師、宣教委員長の鄭然元牧師及び総幹事が参加して行われた。両教団の歴史、現状、宣教的課題などを紹介する発題を通して、宣教的協力パートナとしての可能性を打診し、宣教協約締結に向かう進展ある協議会であった。
高神教団は、植民地時代に神社参拝強要に反対し投獄された牧師たちにより、解放による釈放後1952年に設立された、韓国においては最も保守的であるといわれる教団である。歴史的に信仰の純潔を守ろうとする一念として、外部との交流を避けてきたことは事実であるが、近年時代的な流れに沿って慎重に海外教会との交流をしている。昨年には40年前、神学的な違いによって分裂した「高麗」教団と電撃的な統合をし、日本では「日本キリスト改革派教会」と宣教協力関係を結んでいる。
人的交流、プログラム交流と財政的協力及び定期出版物の交換などが話し合われた。協約締結のために、今回討議された事案を両教団の任員会や常任委員会に報告して討議され、2017年2月21日、韓国で実務者会議を兼ね両教団の総会に上程することになった。