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KCC主催、第9回歴史講座

掲載日 : [12-09-18]   照会数 : 200










去る9月18日(火)、KCC(大阪)にて第9回歴史講座が開講された。

講師は五十嵐喜和先生(日本キリスト教会 茅ヶ崎東教会)により、「日本キリスト教会と在日大韓基督教会(KCCJ)の宣教協約の意義」という主題をもってなされた。まず金成元長老(KCC館長)の司会により、五十嵐喜和先生が紹介された。講義は、①戦前の歴史、とりわけ在日朝鮮基督教会が日本基督教会に加盟するに至った経緯とその問題点②両教団が宣教協約を結ぶに至る際の問題意識③今後、宣教協約の内実を深めるというところに焦点が当てられた。講師は、「わたしとしては日本基督教会がその際に行ったことの問題性と罪責を覚えるとき、『在日朝鮮基督教会が日本基督教会に〔併合〕されるに至った経緯』と表現したい」と言う。また「日本キリスト教会と在日大韓基督教会総会との宣教協約文」の内容を軸に講義は展開されるが、「皇民化政策は、勿論『外地』だけではなく『内地』においても実施されたが、1938年10月の日本基督教会第52回大会に於いて『在内地朝鮮人教会に関する建議案』を採択したのであります。これが今回の宣教協約締結にいたる原因であります。当初『在内地朝鮮人教会』は、日本基督教会に対して、『合同または協調』を提案したのでした。しかし後にカナダ長老教会のミッションから、『帰属せしめん』として交渉してきたのです。その意向を日本基督教会は受け、これに対処することを決定したのであります」と言う。また「翌1939年春、日本基督教会の交渉委員は、以下の3項目を提示したと伝えられます。①日基の信条に服すること②布教は国語を使用すること③教役者の再試験をなすこと(『特高資料によるキリスト教運動』第一巻所収、「朝鮮基督教と日本基督教の合同問題」)この提案の記録は日本基督教会側には見出すことが出来ませんが、当然のことながら「朝鮮基督教会」には受け入れられるものではありませんでした、、、これが『加入』の名による『併合』問題であります」と述べた。講義の最後には、「今後、宣教協約の内実を深める」という事に焦点が当てられたが、講師は「日本キリスト教会は初めての宣教協約締結の経験であるため、全体として、また各中会として、特に各個教会として、どのような交わりと協力の仕方があるかについて、模索が重ねられているのが現状です」と述べた。

また、質疑応答の時間が設けられ、金武士牧師(総会長)ならび李清一牧師(KCC名誉館長)などから質問がなされ、それに対する適格な講師の応答があった。

講義後、五十嵐先生との懇親会もあったが、この学びを通じて韓日教会が新たなる歴史的軌跡を築いたと言えるような有意義な一時をもつことができた。共に歴史を学び、真実に迫り、反省しイエスキリストにあってのよき交流がなされた、そのような貴重な時であったと言えるであろう。(報告:金承煕)


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