<世界改革教会共同体(WCRC)>
東北アジア部会総会
2月1(月)~3日(水)、世界改革教会共同体(WCRC)の東北アジア部会(NEAAC)総会が、「東北アジアにおける変革と宗教改革」との主題のもと、韓国ソウルにて開催された。
在日大韓基督教会(KCCJ)から金性済総会長、金柄鎬総幹事、韓国留学中の李相勲牧師の3名が参加した。同総会では、張允載教授(梨花女子大)による基調講演、金性済牧師による聖書研究、WCRCおよび各加盟教団による報告などを受けた後、全体会議がもたれた。
「新たな宗教改革:キリスト教の変革と虹を置く神」と題した基調講演では、環境破壊が人類や他の被造物の生存にとって危険水域に達している現在、キリスト教は神および世界についてのその人間中心的な理解を放棄し、新たな宗教改革によって変革される必要があることが説かれた。
また、「敵意を越えて歓待へ:巡礼者アブラハムとイエスの道」と題した聖書研究で金性済牧師は、神が寄留者であるアブラハムやイサクに与えた使命は敵意に満ちた世界に歓待の心をもたらすことであったと述べた。
報告のセッションでは、宗教改革500年にあたる来年にドイツ・ライプツィヒで開催されるWCRC総会に関する説明があったほか、KCCJからは「マイノリティ宣教センター」についての説明がなされた。
全体会議では、円滑な引き継ぎのためNEAAC役員の職務についてのマニュアルを作成する作業部会を設置することが決定され、その部会員として金性済牧師らが選出された。
これまで日本、韓国、台湾の順に役員(会長、書記、会計)が担われてきたが、新たに中華基督教会香港区会(香港)が加わったのを受け、日本、韓国、香港、台湾の順に役員を担うことが決定され、次回は香港がその任にあたることとなった。
(報告:李相勲牧師)